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東方永罪姫 -2.休暇-

「ねえ、永琳?昨日は何時に寝たの?」
「え、ええっと…確か…。」
「寝てないわよね?」
「い、いや…そんなこと…ないですよ?」
「じゃあ、何で私が起きたとき、常夜灯がつけっ放しだったのかしら?あなたいつも消すでしょう?」
「それはたまたまで…。」
「そのたまたまが何日も続くわけないじゃない。ここの所、ずっとそうよ?あくびばっかりしてるし。」
「うっ…。」
明らかに永琳の敗勢だった。
「やっぱりそうなのね。働き過ぎは体に良くないわ。休暇を取りましょう。」
「きゅ…休暇ですって?」
輝夜はニコニコして言った。
「そうよ。今年はまだ春だっていうのに、ひまわりが綺麗に咲いているらしいの。だから、永琳に行ってもらおうと思って。」
「姫は行かないんですか?」
「私は永遠亭の番をしてるわ。『永琳は休暇で居ません』って言うだけだけどね。」
「ダメですよ。その間姫が危ない目にでもあったら…。」
「私ももう子供じゃないわ。それに、てゐも鈴仙もいるし。大丈夫よ。」
「でも…。」
「あら、」
輝夜は永琳に顔を近づけて言った。
「主人に歯向かうなんてあなたらしくないわねぇ。」
「いや、あの、そういうわけじゃ…。」
「いいのかな~?」
「な、何がですか?」
「…あのこと、みんなにバラすわよ。」
「あのこと…?」
輝夜の顔にいつにない鋭さが浮かんだ。口元に冷酷な笑みを浮かべている。そして、永琳の顎を指で持ち上げ、言った。
「そう、あのこと、だよ?いいの?」
「…。」
そして、永琳の額を指で弾くと、明るく言った。
「月に居た頃、あなた『惚れ薬』を作ろうとしたでしょ!」
永琳の頬にサッと赤みが差す。
「だ、誰がそんなこと言ったんですか!」
「ふふん、爺から聞いたのよ。『あんたの従者が惚れ薬作ってる』って。相手は誰だったの?」
「もうその話はいいですっ!わかりましたよ、休暇を取ります…。」
「やったー!」
「何で姫が喜ぶんですか。ちゃんと永遠亭に居て下さいよ?」
「うぐ…わかってるわよ。」
輝夜は鼻歌交じりに自分の部屋へ戻って行った。

「まさか、違うわよね…。」
永琳はまだ、「あのこと」が引っかかっていた。
「もう今更、掘り返す必要はないものね。それに、姫がそんなことを言うわけがない。自分でも、辛さを感じているはず…。」
それでもやっぱり、鋭い目と、冷酷な笑みが頭に残っていた。
「もう忘れよう!明日は休暇よ!さあて、晩御飯の支度をしなくちゃね。」
永琳は野菜を刻み始めた。知らぬ内に、鼻歌交じりになっていた。
「姫も『かごめかごめ』だったわね。懐かしい…。」
歌詞を口ずさむ。

かごめかごめ
かごのなかのとりは
いついつでやる
よあけのばんに
つるとかめがすべった
うしろのしょうめん
だあれ

「あれ…?」
永琳は歌詞に違和感を感じた。
「そう言えば、不思議な歌詞よね…。意味が繋がってないような…。」
永琳は歌詞の意味を考えた。
「夜明けの晩っておかしいわね。どういう意味かしら?」
他愛もない疑問を永琳は口にした。
「まあ、どうでもいいか!」
そして、鼻歌を続けた。
永琳は他の歌詞のことは特に深く考えなかった。と言うより、

考えることを身体が拒絶していた。
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Comment
この姫さまはなかなかアクティブな方だww

かごめかごめ・・・
あの歌詞怖いんですよね、
確か死刑囚の歌でしたっけ?
「かごめ」の解釈によって色々ですね。
かごめは「囲め」で死刑囚を囲んでるとか、
「籠女」で身篭っている女性だったりたくさんあります。
おいおいかごめかごめについて明かして行きます。
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疾風ロケット

Author:疾風ロケット
疾風ロケットです!
このブログでは、東方の二次小説を書いていきたいと思ってます。まったりと書いていくのでよろしくです。
今は東方永夜抄のスペルカード集めをやっています。(ラストワードムズい・・・)
こんなダラダラ学生のブログですが、ちょくちょく小説を読みにきていただけると嬉しいです。あ、読んだらコメントくださいね?

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P.S.
好きな東方キャラは諏訪子と咲夜さんです。

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